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原因と向き合う

縁あって、近いうちにウロコインコの里親になることに決まりました。

それからはプルの時と同じようなことが起きないように、原因と向き合ってきました。
誤嚥による窒息がどのように起きたのか、どうすれば防ぐことが出来るのか色々と勉強しなおしたので参考になればと思い公開します。

まず、そのう(鳥類が一時的に食べ物をためる場所)へ向かう食道と気管の位置関係です。
位置関係を把握した上でシリンジのチューブを入れます。
自分なりに調べたことをイラストにまとめました。

P2295983.jpg

上記はもちろん以前からわかっていたことですが、自分でイラストを描くとあることに気づきました。
それは人が手をかける挿し餌ではなく、親鳥に餌をもらう時の姿に答えがありました。

maxresdefault.jpg

ヒナが上を向いているのは親との体格差というのもありますが、別の意味も持っているようです。

hqdefault.jpg

ヒナのくちばしは必ず真上を向いています。
これをイラストにしてみました。

P2295985.jpg

気管の入り口が舌と食道の間にあるので横を向いていると流動食は誤嚥しやすいのです。
インコ類は舌が丸っこいのでまだマシなようですが、フィンチや猛禽類だと顕著です。

finti kikan

舌のすぐ後ろにある丸い穴が気管の入り口です。
猛禽類や水鳥が餌をとる姿をご存じの方はわかると思いますが、飲み込む瞬間は真上を向きますよね。
もちろんそれは餌がまっすぐ食道に落ちて行きやすいからですが、誤嚥を防ぐ意味もありそうです。
フィンチ類のヒナを見ると特にそうですね。

hqdefaul02t.jpg

確実に真上を向いています。
もちろん、親鳥にアピールするのが主目的かもしれませんがやはり誤嚥を防ぐ意味もあるのかと思います。
ちなみに人間だとこうなっています。

20110818.jpg

基本的に鳥と同じ様に舌と食道の間に気管の入り口がありますが、ものを飲み込むときに機能するフタがあります。
赤ちゃんや老人だとその機能が不完全になり誤嚥することがあります。

さて、ここでプルが死んだ時の状況をふり返らなくてはなりません。
少しつらい作業ですがちゃんと向き合ってみます。

シリンジのチューブを入れるところは問題ありませんでした。
ちゃんとチューブを入れてからも鳴き声を出すのを確認しています。
インコ類は丸い舌があるのでチューブを気管に間違って入れてしまうということは少ないようです。
ちなみに正面から見て通常は左奥の方へ食道が伸びているので左利きの人は少々注意が必要です。

シリンジで挿し餌を半分ちょっと入れたあたりで、プルが不意に首を振りました。
それが原因でチューブの先端が口の中まで戻ってきてしまい、口の中に挿し餌が出てしまいました。
何度か記述していますがインコの場合丸い舌があるので顔が横を向いていてもあまり問題になりません。

P1090473.jpg

アイスがヒナの時の挿し餌の様子です。
みなさんこのようにされていると思います。
横を向いていますが、ちゃんと口の中の餌を飲み込んでいました。

プルの時はチューブが口の中にある状態で、おそらくチューブが舌を押し下げて気管の入り口が開いていたのだと思います。
そこに出てきた挿し餌が入ってしまったのだと思います。

ではあのとき、どうすれば誤嚥を防ぐことができたのでしょう。
やはり、自然界で親鳥に餌をもらうように口を上に向かせていれば防ぐことが出来たかも知れません。

また、それでも誤嚥してしまった時にどうすればいいのかも調べてみました。
すると野鳥の保護をして強制給餌をした際にのどを詰まらせたときの対応法を見つけました。

569f7f97e6c7d618c5771e9a4fde03fbb43c4cc3_37_2_9_2.jpg

単純な話で、物理的にものを取り除くということですね。
私は口の中から取りだそうとしましたが、このように「振って出す」ということに考えが至りませんでした・・・・

人間の赤ちゃんでもこうしますよね。

o14-01.jpg

とにかくつまったものを物理的に取り出す方法を即座に行う必要があるということです。

また、今回思ったのはシリンジによる挿し餌は何羽も同時に育てている場合以外はやめておくほうが良いと言うことです。
もちろん、食べなくなったときや投薬のためにマスターしたおく必要はありますが少ない数のヒナ、ましてや一羽を相手にする場合はスプーンで時間をかけてあげるほうがお互いの関係構築のためにも良いですし、少しでも危険が減るかと思います。

上記にまとめたことは、あくまで素人がまとめあげた個人的な見解です。
参考にされる場合は、どうか他の文献やサイトなどを是非ご覧になってご自分の考えをまとめてくださいます様、よろしくお願いいたします。

これらのことをまとめるために、色々と調べましたが「あの時こうしていれば・・・」という思いを何度もしました。
プルを死なせてしまったのは間違い無く私のミスということもはっきりしました。
でも公開することで、同じようなことを未然に防ぐことができればと願っています。

参考サイト
トリの保定のしかた お薬の飲ませ方
鳥の投薬
飼い鳥の臨床
インコの器官と疾病
野生動物救護研究会『アニマルレスキュー教本 野鳥編』4、強制給餌
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テーマ : 鳥さんとの暮らし
ジャンル : ペット

コメント

非公開コメント

No title

へぇ〜・・・なんか勉強しちゃった
娘がオカメインコを欲しがり始めたので、鳥関連の勉強なります。

wakatakeさん

お、オカメインコですか。
コンパニオンバードとしてはおすすめですよ。
寒いと体調を崩しやすいので出来ればもう少し暖かくなってからのほうが、いいかと思います。
また挿し餌がもうすぐ終わりそうなくらいの大きなヒナの方が扱いやすいでしょう。

No title

あつしさん! 初めまして!

食道と気管の位置を分かり易く絵図にして下さりありがとうございました。
シリンジを使った給餌をした経験がありませんが、病気がちなインコばかりを飼っているので、今後のために役立つ情報は大変助かります。

プルちゃん残念でしたね。
お辛いですね。なかなか現実を受け入れることは難しいと思います。
アイスちゃんとすずちゃんのためにも元気なあつしさんに戻られますように陰ながら応援していますね。
とりっちからこちらのブログに辿り着きました。
私も鳥さんが大好きです。
お互いにバードライフを満喫しましょうね!

ちゃぴくん大好き さん

はじめまして。
応援ありがとうございます。
そうですね。愛鳥が健やかに過ごすためには私も元気でないといけませんよね。

自分がやってしまったこともすべて公開することによってプルの大切な命を少しでも活かしたいと思いました。
自分で絵にすればより理解が深まりました。
アイスとすずがこの先、強制給餌が必要になるかもしれませんしね。
みなさんの愛鳥にプルの命が少しでも役に立てばと願います。
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