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ああこの台風は「マンニィ」だった・・・

行ってきました。台風直撃キャンプ。
実は台風の中のキャンプって何度か経験しています。
ドームテントというのは割と風に強くそれなりに対策しておけばそうそう倒壊するものではありません。
そしてあまりに風雨がひどければ車に逃げ込んだり、管理棟に逃げ込むという手があります。
多めの着替えとタオルと予備の靴は必須アイテムで、風雨を乗り切れば台風一過の秋晴れが楽しめます。

・・・予想以上の台風が来なければ(笑)


いやー、今回の台風はすごかったですね。
大体17号や18号って何年かおきに大暴れしていますが今回は直前までチェックしていたにもかかわら発達の程度を読み切れませんでした。

DSCN9612B.jpg

この時点ではたいしたことは無いと踏んでいました。
中心気圧も風速もたいしたことありませんし、すでに日本に近い位置にあるのであまり発達することはなさそうだと思っていました。
・・・しかしこの夏の猛暑や海流の変化により海面温度がかなり高いということに頭が回りませんでした。
結果として上陸のかなり手前から前線を刺激して強い雨を降らせつつ、高い海面温度によって台風自身も上陸直前まで強く成長しました。

ですが、この時点ではまだ998hPa。
しかもコースは近畿よりも東よりに通るコースです。
通常このパターンは近畿には激しい風雨はあまりありません。
少々強い雨は降るでしょうが、かなり強い雨の中でもテント泊してますし最悪管理棟に避難ということで予定の変更はしませんでした。

YOHOU1.jpg

出発の朝の台風進路予想です。
前日よりかかなり西よりのコースになってきました。
まだ990hPaですが心構えをあらたにして出発準備。
この日は穏やかな天気でした。
ただ、この台風の英名「マンニィ」が少々気になります・・・
平成19年の7月、tetsu君とキャンプに行く予定をしていましたが日本列島をなめるように縦断して
大きな被害を残していった台風と同じ名前です。
しかもあのとき行こうとしていた同じキャンプ場に今回向かいます・・・・

DSCN9645.jpg

相変わらずの荷物満載。
ただし、雨に備えての荷物をふやしつつ不要なものは出来るだけ持って行かないように心がけました。
撤収が大変になりますから。

DSCN9646.jpg

トレーラーで行けばいいのですが、今回のキャンプ場はトレーラーを引っ張って行くにはサイトが狭すぎます。
実は半年前から予約していたキャンプ場なので、予約した当時はトレーラーの購入はまだまだ先になると思っていました。

DSCN9647.jpg

朝はゆっくりしてから出ましたが2時間以内で到着。
自作のカーサイドタープを引っ張り出してとりあえず昼食。

穏やかな天気の中、キャンプ場はすべてのサイトが埋まる大盛況。
いつものテントと買ったばかりのスクリーンタープを設置して夕食。
管理棟でシャワーを浴びてから夜はアルコールタイム。
雨が降り始めましたが、快適に過ごしました。

DSCN9651.jpg

翌朝は雨の中、ホットドッグとコーヒーでのんびりと。
今夜の台風が来たときの避難基準を自分で計画します。
明確に決めておけば「避難しようかな。どうしようかな。まだいいかな。」と避難する機会を失わずに済みます。
とりあえずタープは強い風では倒壊するものとしておき、テントのフライがやばくなったらさっさと避難するということにしました。

そうと決まれば気持ちは楽になります。
今日は雨キャンプを楽しむことにしましょう。

DSCN9655.jpg

スクリーンタープはドームテントとドッキングして相性ばっちりです。
タープ内にもシートをしいてくつろげるようにしました。

DSCN9656.jpg

閉鎖性が強いので爽快感は減ってしまいますがさすがに雨に対して強いです。

DSCN9657.jpg

まわりのサイトはみなさん一泊で撤収。
普通はそうですよね(笑)
コテージは満室でしたがテントサイトは3張りだけとなりました。
頑張って乗り切りましょう!

DSCN9661.jpg

うちのサイトは管理棟に一番近く、写真に写っているトイレもすぐ横です。
毎年ここには来ていますが立派なトイレ(笑)

DSCN9668.jpg

雨が強くなってきました。

DSCN9674.jpg

こんな日はキャノピーの庇の下で焚き火をしつつのんびりまったりに限ります。

DSCN9681.jpg

ビールと本を手にしつつ焚き火。

DSCN9687.jpg

子供は焼きマシュマロを楽しんでいます。

DSCN9683.jpg

ザーザー降ってますがタープとテントの中は快適。
トイレに行くのもちょっとしたイベントみたいになります。

DSCN9688.jpg

昼は焼きそばを作りつつ、夕食の下ごしらえも済ませておきました。
夕方から風雨が激しくなる予報なので、やれることは先にやっておきます。

DSCN9701.jpg

風に備えて張り綱はメーカーの取説よりも格段に増やしておきました。
それでもタープはフレームが曲がったり折れたりするかもしれません。
そのときはその時ですね。

DSCN9693.jpg

ゲームで花札を覚えた息子に本当の花札を手ほどき(笑)
時折ゴーっと風雨が強まりますがテント内は快適。
大雨の前に管理棟でシャワーを浴びてさっぱりしてきました。

DSCN9707.jpg

18時頃からかなりの大雨になるとの予報なので17時過ぎに早めの夕食。
ポトフであったまります。
炊きたてのご飯が美味しかった。

外は横殴りの雨です。
タープも風にあおられていますが、今のところ不安感はありません。

DSCN9716.jpg

もうあとはやることがないので再び花札大会。
こてんぱんにやっつけてやりました。息子は点数の大差に悔しがってます。
こっちは読み書きよりも先に花札のやり方を親に教え込まれているんや。
40年の年季をなめるなよ(笑)

21時頃、子供達を寝させて私は一人タープに出てアルコールタイム。

DSCN9717.jpg

風雨はかなり強まっています。
が、テントはもちろんタープも今のところ大丈夫。



先日メンテした冷蔵庫は活躍しています。
こんな夜でもキンキンに冷えたビールを楽しめます。

DSCN9720.jpg



21時ごろの風雨なのでまだ序の口です。
とりあえず寝るとしましょう。

22時、ゴァーっという風の音を聞きながら就寝。

0時ごろ、タープとテントの連結が外れました。
カッパを着て確認しましたがタープ自身が飛ばされることは無さそうなのでテントに戻りました。
風の音も雨の音も半端じゃありません。
先ほどの動画の3倍くらいは強烈です。
テントの隙間から入る水しぶきを顔に感じながら寝ていました(笑)
時折突風にテントがあおられてドームテントが半分くらいの大きさになり、端っこで寝ていた私は自動的に寝返りをうちます。

ですが、風が収まると復元されるし深刻な浸水もないので横になりながらいろいろと思案。
まず、鉄砲水の心配がないか。
河川とは尾根をはさんで別の谷になるのでゼロでは無いにせよ、心配は少なそうです。
ただ、前兆は感じ取れるようにしておかなくてはなりません。

尾根沿いの林が発する風の音を聞きながらピークに向かっているのかピークは過ぎているのか判断します。
(スマホ持ってないのでネットの情報が見れないのです)
10分おきだった大雨のビッグウェーブが5分おきになり山全体がゴオオオォーっとうなっています。
夕方見た天気図から判断するとまだまだピークは先にありそうです。
強風にドオオォー、ブワーっとあおられたテントの中で寝ころびながら避難するタイミングをうかがいます。

そして1時半を過ぎた頃、ドン!という音と共に強烈な突風がテントのフライシートの引き綱を外しました。
もういきなり横から蹴られたような感じでした。

ちょうど熊谷で突風が起きたころです。
フライの一部がフリーになってしまいバサバサあおられています。
このあと、次々やってくるかもしれない突風に耐えられそうにありません。
テントのポールが折れる前に移動すべきです。

2時過ぎに管理棟へ避難することにしました。
テントの中で照明をつけて「避難するぞ!」と号令。

上の子はすぐに起きましたが下の子はいくら起こしてもグーグー寝てます。
この状況で良く寝れるなと思いながらどうにか起こして濡れても良い服に着替えさせました。
カッパを着て管理棟に持って行く荷物をまとめてボルボに移動。

どうにかこうにか管理棟にかけこませていただきました。
ちょうど当直の方が見回りに出かけるところで熱いシャワーを浴びさせてもらいドライヤーで乾かしたあとは
用意してもらった毛布でぬくぬくと横になりました。
時刻は3時前でした。

DSCN9733.jpg

立派な管理棟です。
充実した商品の横で眠らせてもらいました。

窓ガラスや屋根に吹き付ける雨の音はものすごいですが、眠ることが出来ました。
6時頃、ふと目を覚ますと強烈な風雨の音。
残念ながら動画を撮ってませんが笑うくらいに強烈な雨でした。
あとになって知りましたが「特別警報」が出た直後の時間帯でした。

立派な管理棟が時折風と雨でゴオ!と揺さぶられます。
こんな建物でさえ揺れるのだからテントはどうなっているかと興味がわきます。

DSCN9758.jpg

携帯にはエリアメールで「避難勧告」や「避難指示」が続々と入ってきます。
命を守る行動を!とあるのに風雨の中、テントを見に行って怪我したら迷惑この上ないので
落ち着くまで待ちましょう。

DSCN9723.jpg

風雨の心配がないところで毛布を貸していただいて非常に有り難かったです。
でも避難したのは我々だけで、他のサイトの方はそのままテントで過ごされたそうです。
なんと剛毅な。

DSCN9729.jpg

ああ、そうそう。
行っていたのは滋賀県日野町のキャンプ場です。
テレビを付けると「特別警報」が発令されていました。
数十年に一度の豪雨と聞いて納得。
そんな中でキャンプとは・・・・

昼前になってようやく雨があがりました。
風はまだ強いですがテントサイトの撤収に向かいます。

DSCN9734.jpg

おっと。思ったよりも原型をとどめていました。
タープなんか引きちぎられてもっとバラバラになっているかと思いましたがフレームが1カ所折れたのと何カ所か変形しているだけでした。
そしてテントはほぼ完全な状態でとどまっていました。
やるなタフワイドドーム。

DSCN9735.jpg

この通りテントはまったく無事です。
風速30メートルを記録した滋賀県内でしたがよく頑張りました。

DSCN9737.jpg

テント内部。
残していったタオルケットや毛布はびしょ濡れになっているとばかり思っていましたが部分的に表面が湿っている程度でした。
おお、優秀。

DSCN9744.jpg

ボトムシートの上に浸水していましたが、厚手のエアマットにしていたので床上浸水とはならなかったようです。
フライシートの張り綱をもう少し工夫すればさらに風雨に強い仕様に出来そうだなと思いました。

DSCN9738.jpg

タープの中はさすがにぐちゃぐちゃになっていましたが、基本的にコンテナケースに入れていたのでモノは無事です。
冷蔵庫のガスも避難前に止めていました。
でも本来はタープの中にモノは残さず、風雨が強くなる前に出来るだけ車に積んでおくのがセオリーですね。
いつもはそうしているのに今回はそれを怠ってしまいました。反省。

DSCN9743.jpg

風でバサバサあおられますが撤収作業を進めます。
時間かかるかなと思いましたが1時間で撤収完了。
雨が降っていなくて良かった。

DSCN9745.jpg

いやー結構楽しかった。
子供に感想を聞くと「面白かった」そうです。

最後にもう一度管理棟でシャワーを浴びてさっぱりしてからカップラーメンで腹ごしらえ。
さて、問題はどうやって帰るか・・・・
管理棟のパソコンで道路状況をチェック。

DSCN9746.jpg

高速道路が全滅です。
もう気持ちいいくらい見事に通行止め。
下道も土砂崩れが多いようです。
唯一名阪が動いていたので名阪経由で帰ることにしました。
途中の道路が寸断されてませんように。

DSCN9747.jpg

出る頃には晴れ間が見えていました。
途中、やはり道路脇の斜面が崩れているところもありましたが割と順調に名阪にたどり着きました。

DSCN9751.jpg

名阪は快適に流れていました。
反対方向の東京・名古屋方面は大渋滞。
名神や新名神がとまっているので集中しているのでしょう。

DSCN9755.jpg

夕方、無事帰宅。
大阪も氾らん危険水位を超えていましたが自宅周辺は多少の床下浸水くらいで済んだようです。
さあ、用具を洗うぞ!干すぞ!

DSCN9757.jpg

3階に無駄に長いバルコニーを作っておいて良かった・・・
今回、とてもいい体験ができました。
サイトの設営でまだ改良の余地がありましたしこの経験は生かしたいと思います。

そして何より「グリム冒険の森」のスタッフの皆様、大変お世話になりました。
おにぎりやお味噌汁を作っていただいて恐縮です。あのタイミングで暖かい食べ物は腹にしみました。
本当にありがとうございました。
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No title

貴重な台風キャンプレポート楽しませて頂きました。私もガス対応の冷蔵庫が欲しくなりました。実は私も何年か前に沖縄の伊平屋島で超発達した低気圧のもとでキャンプした事があります。山岳テント2張りしてタープをかけていましたが、沖縄の低気圧は凄かったです。しかも管理棟なんてない、ただの砂浜。万一を考慮して海からはロケーションの良い丘の上でしたが・・・あの時は笑えました。そういえば、屋久島で965ヘクトパスカルの中、山中ビバーグというのもありました。(天候急変悪化でテン場に辿り着けず)テント生地に強烈な風雨が当って霧吹きのようにテント内に入ってきましたっけねぇ〜。いやいや、これからも気をつけて楽しんで下さい。

wakatakeさん

そうそう、霧吹きのように雨が入っていました。
「ミストシャワーみたいやな」と思いながら寝てました。
今回は目の前に管理棟があったので安心してキャンプしてました。早めに決断して移動しましたし。
あと3~4時間テントにいたら朝6時の超暴風雨の中での移動になったかも知れません。

海辺での暴風雨は遮るものがないから恐いですね。
私は日本海の浜で恐い思いをしました。

ガスの冷蔵庫いいですよ~
重くて邪魔ですが!
でも夏場にいつまでも冷えてくれるのは他に代え難いものがあります。

No title

楽しんでこられたんですね~(*^_^*)
まあ良かったですね。

何事にも、こういうディープな楽しみ方ができるんだなあと思いながら日記を読ませて頂きました。

しかしミストシャワーを浴びながらどうして寝てられるんでしょうねえ??(笑)

MAKさん

結構楽しめました。
毎年行っているところということもあり周囲の地形も分かってるので行きましたが
初めてのキャンプ場なら水の流れや管理棟の状況などが分からないので中止してました。

ミストシャワーは眠るときには顔までタオルケットをかぶるのですよ(笑)

No title

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